入社後2年9ヶ月間の調剤薬局での勤務を経て、現在、トリニティーが提携している病院に研修の一環として勤務しています。
入社当初より、様々な経験を積みたいと希望していたので、病院で研修できることは私にとって大きなチャンスだと思っています。
病院での業務は、主に「外来患者さまの調剤業務」「入院患者さまの調剤業務」
「病棟業務」の3つです。
中でも「病棟業務」は病院勤務ならではの業務で、入院患者さまの部屋に直接出向き、体調や副作用の有無の確認、服薬指導などを行っています。
入院患者さまは不安を感じていることが多いので、それを少しでもやわらげるよう、優しく笑顔で話しかけ、ささいなことでも気軽に聞いてもらえる雰囲気作りをこころがけています。
はじめはあまり話をしない患者さまでも、何度か通い仲良くなると、いろんなことを話してくれるようになるんですよ。
「薬剤師さんだと何でも話せるわ」と言ってもらうこともあり、とても嬉しいです。
便秘やめまい、ふらつきなどちょっとした不調を感じていながら、「先生や看護師さんが忙しそうだから・・・」と伝えていない患者さまが数多くいます。
そこで、服薬指導の際に患者さまの体調などを聞き出し、その内容を医師や看護師に報告するようにしています。自分の働きかけが患者さまの回復につながると思うとヒアリングにも力が入りますね。
治療チームの一員として、患者さまと医師、看護師をつなぐことも大きな役割であると思っています。
治療チームの一員として「医師との信頼関係」「看護師との信頼関係」を築くことも重要です。
病院に来た当初はとまどいましたが、積極的にナースステーションに足を運ぶうちに薬についての質問を受けるようになり、質問に対してはできるだけその場で答えるよう、それが無理な場合でもすぐにメーカーに問い合わせをするなど早めの対応をこころがけてきました。そういう積み重ねが現在の信頼関係の基本になっていると思います。
チームとして業務を行うことでドクターの目線、看護師の目線を学べました。また、患者さまの変化を日々確認しながら業務を行えることも大きな学びにつながっています。
これらひとつひとつが患者さまのよりよい治療につながっていくので、今後も病院の調剤薬局での勤務にこの経験を生かしていきたいです。
今回の病院勤務の機会を与えてくれた会社には感謝しています。
大事なのは、希望を伝えることだと改めて感じています。
そうすればトリニティーではチャンスがやってきます。
外来調剤の経験、病院勤務の経験、その両方の業務を身に付けることができ、薬剤師としてキャリアアップしていけそうです。