のぞみ調剤薬局は、(1)老人福祉施設の処方せん応需薬局として(2)ご自宅で療養される患者さまの処方せん応需薬局として、
在宅医療を行っています。
また、外来の患者さまの処方せん応需薬局としての業務も行っています。
在宅医療の患者さまの場合、医師が定期的・計画的な診療により、在宅患者さまの病状管理を行います。その結果を元に発行された処方せんを応需し、薬剤師が薬を用意していますが、薬の準備だけでなく、医師、看護師、介護士等医療チームの方々とも連絡を取り合うことにより、 チームの一員として、様々な相談に対して迅速に対応していきます。
例えば、患者さまごとに異なる薬剤の保管方法や残薬の管理、服薬における有益な調剤方法の提供など薬に関する情報を、きちんと伝えるようにしています。
医療チームのメンバーからは患者さまの様子や要望をしっかり聞くなど、互いの意思の疎通をこころがけています。
このように、医療チームの各メンバーが互いに意見を出し合い一丸となることによって患者さまへのよりよい対応につながっています。
在宅医療の一環で寝たきりの患者さまのお宅に薬を届けることもあります。
はじめは、どう話しかけていいのか戸惑いましたが、笑顔でゆっくりと話しかけるように接するうち、何度目かの訪問の際、「今日も来てくれてありがとう」と言ってもらえたときの喜びは今でも忘れられません。
少子高齢化がすすむ中、今後、高齢者医療・在宅医療の必要性がさらに高まってくると思います。私たちが試行錯誤を繰り返し多くの経験を積むことが、今後のより良い高齢者医療・在宅医療の実現につながると思いますので、日々、やりがいを感じています。
また、高齢者医療・在宅医療に関わる薬剤師として、今後は介護についても学んでいきたいと思っています。
こんなふうに、施設への在宅医療、ご自宅への在宅医療、外来の処方せんの応需と幅広く受け持ち、万遍なく、いろいろな立場でものごとを見ることができるのは、トリニティーに入ったおかげと思いますね。